S市にある萬年山長松院というお寺で、「国際協力チャリティー寄席」なるものがありました。木戸銭はチャリティとして、全額を公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA)に寄附し、アジアの子供たちへの教育支援活動に役立てていただきます。

寄席は、落語2題。(二つ目)昔昔亭 喜太郎の「ちりとてちん」と(真打)桂 小南 師匠の「死神」。もともと落語のルーツは、仏教の「お説教」がベースになっているとも言われていますが、お寺の本堂、しかも須弥壇の前の特設高座は、なかなかの雰囲気。とりわけ「死神」はとってもよかったです。

このチャリティ寄席は、公益社団法人落語芸術協会が協力しています。「世界の子どもたちを笑顔にするために、まずはあなたを笑顔にしたい」という思いではじめたイベントで、東京を中心に開催されいるそうです。「まずは、あなたの笑顔から」そして「笑顔のおすそ分け」として、寄付金を世界の子どもたちの教育支援活動のために…。

日本ではチャリティー文化は、まだまだ根付いていないことを感じることもありますが、リレー・フォー・ライフなど私たちの身近なところで参加できるチャリティーイベントもあります。S市のお寺でのチャリティー寄席も今回が2回目。これからも継続できるように私も協力したいです。「~し続ける」ことの大切さについて、またもや考えさせられました。

(世話人A:実は落語好きです)