去る4月21日、生と死を考える福島の会の総会記念講演会がありました。講師は、常圓寺のご住職、阿部光裕老師。演題は「住職から見た生と死の世界」。講演一般にも公開し、60名ほどの方にお出でいただきました。

お話を聞いて、心に残った事を紹介します。

「~し続けることが大事」:阿部老師は永平寺で6年間修行をしたそうですが、それで修行は終わり、では決してないとのこと。「僧侶に修行の終わりはない」「ずっと修行し続けている」らしいです。私たちも「~し続ける」何かをしっかりと持つことが大事なんだなぁ…と思いました。思い起こせば、昨年の記念講演会や定例会でも、「伝え続ける」「気づきの灯をともし続ける」など、「~し続ける」というキーワードが出てきましたね。

簡単なようで、難しいけど、とても大事なことだと、あらためて肝に銘じました。

このほか、「料理を作る時、相手の喜ぶ顔を思い浮かべて作る」とか「個性は大切だけど、『こうあるべき』に執着すべきではない」とか「『捨てる=無くなる』ではない」「どう上手に捨てさるかが大事」などが心に残りました。

あっ、もう一つ、とても印象に残ったお話をひとつ。阿部老師曰く「私は、あの世がどこにあるか知っている」とのこと。続けて曰く「メイド イン ジャパン なのさ!」だって。

蛇足ながら解説しますと、「あの世」は「冥土」ともいいます。Made in Japanの「メイド」とかけているダジャレなのでした。はてさて、今の日本に、極楽浄土はあるのでしょうか?

講演会の様子です

 

 

 

 

 

(世話人A:「メイド イン ジャパン」への信頼がチョット薄らいできたような…)